奥歯の歯科治療

多数の歯に虫歯がある時には、治療の手順に迷うことがあります。

まずは自分の目でしっかり問題を確認して、実際に触って歯の揺れや感覚を調べます。

必要があればレントゲン、CTなどで見えない内部のチェックを行い、治療の計画を立てます。

最初に歯科治療を行うのは一番痛い部分や気になっている箇所からですが

それ以外にも歯茎の状態や歯磨きができているかなども合わせて管理していくことが重要です。

痛い箇所などが特にない場合には奥歯の治療から行うのが鉄則です。

奥歯でしっかり噛み合わせを確立してから行わなければ、前歯に負担がかかりダメージを負います。

奥歯で噛み合わせがうまく作れない場合には歯列矯正などをしてから最終的な詰め物や被せ物にする場合もあります。

かなり崩壊が大きい場合には、虫歯治療や歯周病治療の他に歯列矯正、インプラントなど全ての治療が関わってくることもあります。その場合には長いと２年くらいかかることもあります。全体的な歯科治療は大変ですが、最終的なゴールをイメージして診断して相談しながら進めていきます。